今日は、公園でも探すしかないか。 「マスター、お会計を」 「もう頂いてあります」 「…えっ?」 もしかして、ハナビシさんたちが…? ニコニコしているマスターの様子からして、そういう事なのだろう。 「あの、また彼らが来たら…、」 「おや?」 誕生日まで祝ってくれた彼らにそこまでしてもらうのは、申し訳なくて、お金を返しておいてもおうと口を開けば、マスターに遮られてしまった。