secret heaven〜彼らは確かにそこにいる〜




「クド!!てめぇいい加減にしろ!!遊んでる暇があんなら、さっさと終わらせろ」




モエさんはクドの様子を見るないなや、声を上げた。




『ほら、モエに怒られた。クドもつくづく馬鹿だよね』




そんなモエさんの前には、ピクリともしない男たちが地面に転がっていて、呼吸一つ乱れていない当人はまた煙草に火をつけていた。




「ちょっとやばい。さっきのせんべいが出てきそう」



「知らねぇよ」



「あたし、車 戻っていいかな」


「はっ!?」



「ハナビシと交代しようと思ってる」