唯一、諦めなかった事を言えば、その事だけだった。 でも、まさか。 あの日常にこんな終わり方があったなんて思いもしなかった。 また夢でも見ているんじゃないだろうか。 私にとって非日常なこの世界は、私が造り上げてしまった幻なんじゃないか。 そう思わずにはいられなかった。 だけど、あの3人がもたらす非日常にすがり付きたくなった。 クドたちが見せてくれる夢をいつまでも見ていたいと願わずいはいられない。 私はもっともっと生きていたい。