べろんべろんに酔っぱらってしまったクドは、モエさんに運ばれて2階に行ってしまった。
私にとっても、ハナビシさんにとっても頼みの綱だったクドは、今頃夢の中だった。
まさか、ここに来てまたあの話をしなければならなくなるとは…。
それも、酔った勢いで言えたであろう話を今度は意図的に言わなければいけないこの状況。
・・・・恥ずかしすぎて、笑えない。
出来れば、あの棚に並ぶアルコール類を頂きたいくらいだ。
しかし、ここに来てしまった以上、話さないわけにもいかないわけで…。
何より、やっぱり安全な場所で眠りたいと言う図々しい欲求が勝ってしまった。