「うん…。だいぶ下がったみたいね。
用心にもう1日休む?優歌ちゃん?」
「いや…、行く…。
授業受けなきゃ…。でも、制服…。」
「制服なら乾いてるわよ。
でも、ぶり返したりしないかしら…?」
起き上がったあたしを、お姉ちゃんは心配そうに見ていた。
「…!?」
一瞬目眩を感じ、あたしは前のめりに倒れかける。
「優歌ちゃん!?」
お姉ちゃんは慌ててあたしを寝かしつける。
「まだ無理みたいね…。
勉強なら悠哉が帰ってきてからでも教えてもらえば良いわ。
学校には連絡入れるわね。」