あ…?自己紹介?
知るかよ!
そんなこと、なんであたしがしなきゃなんねぇんだよ!

…あたしは暫くして足を止めた
「ちょっと、朝比奈よ
なんで、ヤンキーが学校来てんの?」
顔を上げて、声のするほうを見ると学校のヤツラが、あたしを見て、ヒソヒソと話している
(くそっ!!
またかよ!!)
あたしは側にあったゴミ箱を思いっきり蹴り上げた
そしたら周りのヤツラは教室の中に入っていく

(…いつもそうだ
誰もがみんな好き勝手に噂する…
誰もあたしに話かけないんだ…)

あたしは窓の空を見上げた…

(いつもそうだ…
誰も本当のあたしを見てくれねぇんだ…
あいつらだって、あたしを見てくれないんだ…)