「優歌ちゃぁ~んっおっはよー!!」
「!?」
どこかであたしを呼ぶ大きな声が聞こえた。
あたしは慌てて周りを振り返る。
すると右後方10メートル先くらいで、あたしに向かって手を振る女がいた。

「優歌ちゃ~ん、偶然ねぇ~♪」
手を振る女は優歌さんだった。
優歌さんは嬉しそうに近づきあたしの手を握る。
「…なんであんたがここにいるんだ?」
「今からね、お仕事に行くところだったの。
優歌ちゃんは学校?」
優歌さんは制服姿のあたしを見る。
「そうだけど…。」
「いやぁ~ん♪制服姿の優歌ちゃんも可愛い~♪」