聞こえる、 僕等と同じ、 鳥の囀り。 消え入るように、 それでも確かに。 きっと、 みんなそう。 永遠からの出口を求めている。 終わりのない恐怖、 どうしようもない虚無感に取り憑かれ、 また、陽が沈んで行くのを眺める。 そんな時、 僕等はふと考える。 人生に満ち足りた瞬間なんて、 あるのだろうか? どれだけ憂えても、 誰も、その答えを知らない。 .