まだ幼かったあの頃、
僕等は無知な鳥だった。




自分が世界に存在している事も、
平凡な日々が繰り返されている事も、




何一つ、知らなかった。




満ち足りていたのかどうか、
それさえも分からない。




それ故に、
孤独は何よりも恐ろしかった。



君は僕の全てで、
僕は君の全てで、




互いが互いに依存していた。




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