そう言うと、恥ずかしさを隠すためか、少し咳払いをしてまた修斗は話し出した。
「大変そうな顔を見せるけど、弱音は吐かなかった。お前、強くなったよな。でもそろそろ、俺たちの関係にけじめをつけようって思って。本当は、このオフに里穂にプロポーズする予定だった。明後日の最終戦が終われば、時間出来るし。里穂が今の仕事を続けたいなら、俺がFCウイングにいる間は続けられるし、辞めたいならそれでもいいし」
「うん」
「でもそんなこと考えてるとき、移籍の話をもらって。いろいろ考えた。いいことも、悪いことも」
「うん」
そこで修斗は、一呼吸置くようにフ~と息を吐く。
「でも海外でプレーすることは、俺の今の夢のひとつ。だから、挑戦するって決めた」
「うん、分かってるよ修斗」
サッカー選手の道を歩き出したときから、修斗は成長し続けるってずっと思ってた。
だから修斗が進む道を、私が遮ってはいけない。
「里穂」
「ん?」
ゆっくりと体が離されて、修斗と顔が合う。
「俺、向こうでちゃんと自分の居場所作ってくるから。自信持って里穂を呼べるように、サッカーもドイツ語も、生活も、向こうで頑張ってくるから。だから半年後、ドイツに来て欲しい」
そして私の目を見て、はっきりとそう言った。
「大変そうな顔を見せるけど、弱音は吐かなかった。お前、強くなったよな。でもそろそろ、俺たちの関係にけじめをつけようって思って。本当は、このオフに里穂にプロポーズする予定だった。明後日の最終戦が終われば、時間出来るし。里穂が今の仕事を続けたいなら、俺がFCウイングにいる間は続けられるし、辞めたいならそれでもいいし」
「うん」
「でもそんなこと考えてるとき、移籍の話をもらって。いろいろ考えた。いいことも、悪いことも」
「うん」
そこで修斗は、一呼吸置くようにフ~と息を吐く。
「でも海外でプレーすることは、俺の今の夢のひとつ。だから、挑戦するって決めた」
「うん、分かってるよ修斗」
サッカー選手の道を歩き出したときから、修斗は成長し続けるってずっと思ってた。
だから修斗が進む道を、私が遮ってはいけない。
「里穂」
「ん?」
ゆっくりと体が離されて、修斗と顔が合う。
「俺、向こうでちゃんと自分の居場所作ってくるから。自信持って里穂を呼べるように、サッカーもドイツ語も、生活も、向こうで頑張ってくるから。だから半年後、ドイツに来て欲しい」
そして私の目を見て、はっきりとそう言った。

