二人しかいない職員室に、川島さんの足音が響く。
「旦那のお母さんが倒れちゃってね。その看病のために休むの」
「そうなんですね」
「倒れて検査したときには、もう遅くてね。余命半年だって。私、お義母さんとはあまり仲が良くなったんだけど、でも旦那を生んでくれた人じゃない?だから最期くらい、ちゃんと話をしてお別れしたいなって思って」
社会人になって、幅広い年代の人と出会って、いろいろな生き方があるのを学んだ。
明るいことも、暗いことも、いろいろなことを乗り越えていくんだと。
「ささっ、定時までもう少しだよ。頑張ろっか」
「はい!」
それから、仕事の1日の流れや、やらなきゃいけないことを教えてもらい、今日は終了。
他の先生や川島さんはもう少しやることがあるみたいだけど、私は今日が初日だからってことで、疲れてるから帰りなさいって言われた。
その言葉に素直にうなずいて、「お先に失礼します」と挨拶をして保育園をあとにした。
「疲れた~」
家に帰ってベッドに横になると、すぐに眠気が襲ってくる。
ちょっとだけ眠るつもりが結局夜中まで眠ってしまい、その日は夕ご飯を食べずに朝を迎えた。
それから数日たったある日、久しぶりに修斗からメールが来た。
「旦那のお母さんが倒れちゃってね。その看病のために休むの」
「そうなんですね」
「倒れて検査したときには、もう遅くてね。余命半年だって。私、お義母さんとはあまり仲が良くなったんだけど、でも旦那を生んでくれた人じゃない?だから最期くらい、ちゃんと話をしてお別れしたいなって思って」
社会人になって、幅広い年代の人と出会って、いろいろな生き方があるのを学んだ。
明るいことも、暗いことも、いろいろなことを乗り越えていくんだと。
「ささっ、定時までもう少しだよ。頑張ろっか」
「はい!」
それから、仕事の1日の流れや、やらなきゃいけないことを教えてもらい、今日は終了。
他の先生や川島さんはもう少しやることがあるみたいだけど、私は今日が初日だからってことで、疲れてるから帰りなさいって言われた。
その言葉に素直にうなずいて、「お先に失礼します」と挨拶をして保育園をあとにした。
「疲れた~」
家に帰ってベッドに横になると、すぐに眠気が襲ってくる。
ちょっとだけ眠るつもりが結局夜中まで眠ってしまい、その日は夕ご飯を食べずに朝を迎えた。
それから数日たったある日、久しぶりに修斗からメールが来た。