「まあ、俺は連れて行く気ないけど」
軽い口調でそう言って、修斗はゴクッと喉を鳴らしてお茶を飲んだ。
「ど……して?」
そんな修斗とは反対に、私の声はどんどん小さくなっていく。
「だってお前、すぐ迷子になるじゃん。俺が常に一緒にいられるわけじゃないし、海外って日本より危ないし。里穂一人で海外なんて、俺の心臓がいくつあっても足りない」
そう言って、ニヤッと笑う修斗。
「なっ!……イタッ」
まるで私を子供のように扱う修斗に反論しようとすると、おでこにデコピンをされた。
「てか、俺が慣れてない土地に里穂一人にはできない。俺だって向こうの生活やサッカーに慣れるのに必死だし、里穂を相手にしてる余裕ないと思うし」
「修斗……」
じゃあ修斗は、私のことを考えてそう言ったの?
そう思うと、心にポッと温かな光が灯る。
「私は、いつでも修斗をそばで支えたいって思ってるよ」
「ああ」
そう言うと、修斗は照れたような顔をした。
軽い口調でそう言って、修斗はゴクッと喉を鳴らしてお茶を飲んだ。
「ど……して?」
そんな修斗とは反対に、私の声はどんどん小さくなっていく。
「だってお前、すぐ迷子になるじゃん。俺が常に一緒にいられるわけじゃないし、海外って日本より危ないし。里穂一人で海外なんて、俺の心臓がいくつあっても足りない」
そう言って、ニヤッと笑う修斗。
「なっ!……イタッ」
まるで私を子供のように扱う修斗に反論しようとすると、おでこにデコピンをされた。
「てか、俺が慣れてない土地に里穂一人にはできない。俺だって向こうの生活やサッカーに慣れるのに必死だし、里穂を相手にしてる余裕ないと思うし」
「修斗……」
じゃあ修斗は、私のことを考えてそう言ったの?
そう思うと、心にポッと温かな光が灯る。
「私は、いつでも修斗をそばで支えたいって思ってるよ」
「ああ」
そう言うと、修斗は照れたような顔をした。

