「ね~修斗。冷蔵庫、空っぽなんだけど!」


「あ~」


頭を掻きながらこっちに来た修斗が、一緒に冷蔵庫をのぞき込む。


「最近忙しかったから、外食ばっかりだった」


「じゃあ、今から買い物行こうか。何食べたい?」


冷蔵庫を閉めて、修斗に聞く。


「いいのかよ?疲れてるんだろ?」


「いいの。外で食べるより、家の方がゆっくり出来るし」


「まあ、そうだな」


修斗の車に乗って、近くのスーパーに向かう。


買い物ラッシュの時間が終わったのか、スーパーにはほとんど人がいなかった。


ゆっくりと買い物をして、家に戻る。


今日のメニューは、修斗のリクエストで豚肉のしょうが焼き。


最近は修斗も一緒にキッチンに立ってくれる。


といっても私がいるときは、修斗は炒めたり混ぜたりするだけなんだけどね。