「疲れた……」


数日後の夕方、いつも以上に仕事が大変で、ヘトヘトになりながら約束していた修斗の家に向かう。


「ただいま~」


「おかえり」


チャイムを押して玄関を開けると、修斗が出迎えてくれた。


「疲れた顔してんな」


そう言って、私の頭をポンポンと叩く修斗。


「今日は忙しかったの」


ポスンと修斗の胸に倒れこむ。


「お前、体力ないからな~」


「そんなことないよ」


いつまでもくっついている私を引きずるようにして、リビングに入っていく。


「疲れてるならご飯食べに行くか?」


「うーん、冷蔵庫開けていい?」


修斗から離れて、冷蔵庫に入っているものを確認する。