続・君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「ああ、やるよ」


「じゃあ、新幹線で行けるかな?試合のチケットって、どこで買えるの?新幹線って、駅の窓口に行けば切符買えるのかな?」


「質問ばっかだな」


修斗が呆れたようにため息をつく。


「だって分からないんだもん」


「いいよ、全部俺が用意するから」


「じゃあ、お金請求してね」


「それはいい。母さんたちも来たいって言ってたから用意するつもりだったし、それに里穂の分が増えても大丈夫」


いいの?って聞けば、「ああ」と言って頬をなでてくれる。


「里穂一人だと、ちゃんと来れたか心配で試合にならないからな」


「何それ?新幹線くらい一人で乗れるよ」


「新幹線には乗れても、そのあとスタジアムまで来れるか?地下鉄乗って、スタジアム近くには人がいっぱいいるんだぞ」


修斗にそう言われて、その場面を想像してみる。


「ちょっと、一人じゃ不安かも」


「だろ。だから、母さんたちと一緒に来い。なっ?」