でも今回の目的は、それだけじゃない。


日本に帰って、結婚式の予定を立てないといけないの。


「帰っても忙しくて悪いな。結婚式のこととか」


「ううん。時間はないけど、一生懸命考えようね」


「ああ」


ゆっくりと朝ごはんを食べて、修斗は練習に出かけていく。


私はその間に家事をこなし、それが終わったところでパソコンを立ち上げた。


修斗と結婚してから私は、普段作った食事を献立として残すようにしていた。


栄養価の計算もちゃんとして、修斗の練習状況や試合日程を考慮して、毎日の食事を作ってる。


まあ一応気をつけてるってだけで、基本的には修斗の食べたいっていうものを中心に栄養のバランスを考えて作ってるんだけどね。


でもこれからきっと修斗はもっと忙しくなるから、そのときに食事で援助が出来るように今からいろいろしておかないと。


でも修斗は食べ物の好き嫌いがないから助かってる。


いろいろな料理を作るけど、喜んで食べてくれるのは日本食かな。


「さて、疲れて帰ってくる旦那様のために、夕ご飯の買い物に出かけますか」


そうつぶやいてパソコンを閉じ、買い物に出かけるために家を出た。