10分くらいしたところで、外国の食材が揃うちょっと高級なスーパーに着いた。


「何食べたい?修斗」


「んーそうだな」


カートを押して、スーパーを回る。


「お肉?魚?」


「魚がいいかな。煮付け」


「了解」


カートの中に、食材をどんどん入れていく。


「ねえ、修斗」


「ん?」


「なんかね、こうやって二人で買い物してると、改めて夫婦になったんだなって思うよ」


「ん、そうだな」


私の言葉に少し笑顔を見せた修斗は、ポンポンと私の頭をなでた。


「全部買ったか?」


「うん。大丈夫だと思う」