「ふ〜美味しかった」


レストランを出て、修斗と歩いてアパートに戻る。


「満足か?」


「うん!」


修斗と手をつないで歩いているだけで、なんて幸せな気分になるんだろう。


「明日、気をつけて行けよ。なにかあったら連絡」


「はーい」


家に着いてシャワーを浴び、二人でベッドに潜り込む。


「そういえば里穂、誕生日プレゼントなに欲しい?今月誕生日だったろ」


ベッドの中で修斗に抱きしめてもらいながら、修斗の話に耳を傾ける。


「プレゼント?今は欲しいのないな〜」


「物欲ないな、お前」


修斗が私の頭をなでる。


「あっ、一個だけあった!」


「なに?」