「里穂」


そして優しく名前を呼ばれ、甘い甘いキスが降ってきた。


そのままゆっくりと、ベッドに押し倒される。


「いい?」


「おじさんも、おばさんも、いるよ?」


「大丈夫。あの二人は一階で寝てるから」


「うん。……抱いて、修斗」


少し緊張しながら、修斗の首に腕をからませる。


「里穂」


「修斗」


長い長いキスのあと、私のパジャマのボタンが、ひとつひとつ外されていった。


「んっ」


どれくらいお互いを求め合ったんだろう?


いつの間にか眠ってしまった私は、頭をなでられる感覚で目が覚めた。


「悪い、起こしたな」