坂間リュカ。女子高校生

私の過去の恋愛は、

初交際期間...1ヶ月

別れた理由...問題事が多いし、
しつこい。

「あのさ、カツキ」

「どうした?」

「タカに別れたいって私が言ってるって
伝えてくれない?」

-----〝1番ヒドイ言い方〟で…

「りょーかいww」

その日から3ヶ月私はアイツを

嫌いまくった。

振ったから、当たり前だけど。

1ヶ月前、かっこ良く見えたアイツが

次第にただのバカに見えてくる。

『人間の脳は本当に洗脳されるんだな』

嫌い嫌いと思えば、

いつでも嫌いになれる。

恋じゃなかったのかもしれない。

愛なんてアイツの一方通行だったんだ。


そして私は、作り話で自分を守る。

「どうして別れたの?」

という友達には、

「私と別れたら、タカ、少しは
マシな男になったでしょ?」

「確かに、授業とかサボらないけど…」

「私、わかったんだ…
付き合わない方が…タカは…」

悲しい顔が友達の同情をひく。

「泣くなーいい人リュカにはきっと
あらわれるからー」

話は優等生な私の方が、

同情をひき、

〝相手の事を考えた別れ〟

が出来る優しい人という印象が

強まった。


『洗脳されやすいのは、皆一緒か。』


私の心は何処か、他と離れてしまった。