忘れな草

それからの私は、部活やテスト勉強で忙しかった。

初めての夏休み。

夏休みは部活三昧。

「あつ~~!!」

「夏だよね~」

「部活終わりに水あびもいいよね~」

「そうだね~」

私たちは、学校の外の水道で水かけをして遊んだ後日陰でゴロゴロしていた。

「すっごい青春してるよね~」

「青春だね~」

そこはちょうど木があってすごく涼しいところだった。

「お前ら、何やってんだ!」

「「わっ!」」

「あはは~!」

「なんだ~リョウくんか、ビックリした~」

「何やってんの?」

「部活終わりで涼んでた」

「お前らはバカなの?」

「いやいや、青春してた」

初めて私は口をひらいた。

「あれ、起きてたの?てっきり…」

「てっきり?」

「干からびたのかと」

「なんかさ!リョウくんってユイには意地悪だよね~」

「そう?」

「私も思った!」

笑いながらみんなで夕方まで学校で遊んでしまった。

「すっかり遅くなったね~」

「サキは徒歩5分じゃん」

「お前ん家そんなに近いの?」

「うん」

「いいな」

「リョウくんの家は?」

「20分ぐらい?」

「「とおっ!」」

「ってユイの家だって15分でしょ!」

「あ、そっか」

「やっぱ、お前バカだな」

「バカじゃないよ!」

「はいはい!帰るよ~」

サキの家にはあっという間についてしまった。

「じゃ~サキまたね!」

「バイバ~イ」


「さて、帰るか」

「うん」

しばらく沈黙が続いた

「あのさ」

「なに?」

「この前、タツヤと話してた?」

「あ~うん」

「…」

「…」

「あいつさ…」

「ん?」

「あんまり関わらないほうがいいよ」

「なんで?」

「ほら、サッカー部じゃん?」

「うん?」

「だから、女好きなの!」

「へー」

「お前信じてないだろ!」

「そんな事ないよ」

「それに…」

「ん?」

「お前の事が好きらしい」

「えっ?」

「…」


そんなこと言われても私は、恋愛なんてしたことないし。