忘れな草

「あぁ!教科書忘れた…」

「次、英語だよ。ユイあたるでしょ?」

「あたる…かりてくる!」

「急ぎなよ~!」

同じクラスで友達になったユリは椅子から動こうとしない。

私はサキのクラスへ行った。

「サキ~~」

「お~どうした?」

「英語の教科書かして」

「いいよ」

「ありがとう」

サキのおかげで先生に怒られることもなく無事に終わった。

2組に行って返そうとしたがサキの姿がなかった。

「誰か探してるの?」

振り向くと少し怖そうな男の子がいた。

「あの…」

「あいつならもうすぐ来るよ」

「…」

「いつも手紙もってきてるから。そうかなって」

「あぁ~!ありがとうございます」


なんで知ってるのかな?って思たけどそういう事ね。

私、手紙そんなに持って行ってた?とか考えてるとサキがきた。

「ありがとうね」

「あっ!ユイ~どういたしまして!」

放課後に部活へ向かう。

「「あっ」」

私とある人の声が重なった。

「さっきはありがとう」

「どういたしまして」

「あれ、2人は知り合いなの~?」

「知り合いっていうか…」

「そうだよ。今日、英語の教科書持って泣きながらお前の事探してたんだよ」

「ちょっ!」

「ユイ、泣いてたの~?」

「泣いてないってば!」

「いや、泣いてたね」

「泣いてません!」

笑いながら3人で話していた。


彼の笑顔は、子供みたいでエクボがなによりかわいかった。