忘れな草

その日の夜、私はタツヤくんにメールした。


送信者:ユイ

今日は、ありがとう。
私でよければ付き合って下さい。



送信者:タツヤ

まじ!?



送信者:ユイ

はい。



送信者:タツヤ

すごいうれしい。
ありがとう。ユイ



私は、”ユイ”と言われただけでキュンとしてしまった。

初めての彼氏。

初めての恋愛。

ドキドキが止まらない。

私たちが付き合った事はすぐに学校中に広まった。

カゲで私の悪口を言う人もいた。

だが言わせておけばいい。ただの嫉妬だと聞かないふりをして何日かが過ぎた。



今日も部活で帰りが遅くなった。

「疲れたね~~」

「ね~」

「最近タツヤくんとどう?」

「メールは毎日してるよ」

「ラブラブじゃん!」

「どーかな」

「い~な~」

笑いながら帰ろうとした。


「ふざけんな!!!!」

「「なに?」」

私たちの声がはもった。

「お前なに考えてんの?」

私たちが走っていくとタツヤくんの上にリョウくんが乗っかり殴ろうとしていた。

「リョウくん!!」

私は思わず叫んだ。

それと同時にリョウくんがタツヤくんの上からどいた。

タツヤくんの口元からは血が出ていた。

「大丈夫?」

「あぁ」

私は何があったのかわからなかった。

私もサキも唖然としていた。

その日はそれぞれ家に帰った。

私は帰ってからタツヤくんにメールした。


送信者:ユイ

大丈夫?



送信者:タツヤ

大丈夫。急なんだけど別れて


私は頭が真っ白になった。

初めて別れを告げられた。

”わかった” そうかえすのでいっぱいいっぱいだった。

涙が自然と溢れた。

2ヶ月という短い時間だった。

私の恋は終わった。