北山麟君の話を聞いてから、なぜか中野君にいつも通りに接するのが怖くなった。 怖くて怖くて、今だに記憶は閉ざされて、思い出せない。 全てを思い出すのが怖いから思い出せないのだろうか。 壊れた…その津川さんの言葉が頭に響く。