「どどどど、どうしたのっ!?」


かなり焦ってただろう。

私は小声で翔弥くんに尋ねた。




すると翔弥くんは言った。



「俺、こいつじゃなきゃ無理。…じゃなきゃキング降りる。」


体育館中に響き渡る声。


それと、拗ねたような翔弥くんの顔。