最初は彼らの訪問が迷惑だったし、同居する のも嫌だった。
しかし、本音や汚い部分を見せても引かなかっ た異世界人2人に、未来は惹かれ始めていた。
学校の人間関係にはない居心地の良さが、彼ら にはある。
それは、相手が異世界人だからなのか、はたま た異性だからなのかは、分からないけれど。
同居生活を送るのは、彼らが秘宝ラークリマを 見つけられるまでの間。
きっと、秘宝はすぐに見つかり、彼らとの別れ はそう遠くない未来に訪れる。
青乃臣からエルクの体質変化の話を聞かされて から、未来は彼らの力になろうと思っていた。
《ヴァンパイア》という、創造上の種族。
エルクの事情をより深く知ることが、ラークリ マ探しの手助けになるかもしれない。
未来はそう直感した。


