ソウルメイト ‐臨時ヴァンパイアの異世界探索‐


「未来と普通にしゃべれるようになったのは嬉 しいけど……。

アイツがあんな顔してんの、俺様は嫌だな。こっちまで胸が痛くなるし、気分が滅入る」

エルクはつぶやいた。

「おいしいモン食った時のアイツの笑顔は、最 高だったのに……」

「日本人独特の精神性なのでしょうか……。クロロプラスト王国にはなかった概念(がいね ん)ですね。

私達の国では、皆様自由に生きておられました が、戦争も起きず落ち着いていました。

今さらながら、それってすごいことなのだと気 付かされましたね」

しんみりしたエルクに呼応し、青乃臣も憂(う れ)いた。