「そういうのやめたくて、わざわざ知り合いの 居ない遠くの私立中学受験したっていうのに… …。
やっぱり、私は変われなかった。
長年のクセって抜けないのかも。
いっそ、アンタ達のいた国に生まれたかったよ 。
のびのび過ごせそうで、うらやましい。
ごちそうさま」
「おいっ」
引き止めるエルクの声に一瞬足を止めたものの 、結局振り返ることなく、未来は自室に行って しまった。
ダイニングに残されたエルクと青乃臣の間にも、ぎこちない空気が残る。
「未来のヤツ、好きでああいう生活してるんじ ゃねぇんだな。なんか、胸がズキッてなるわ」
未来の話を受け、エルクは切なげに言った。
「この惑星に来たばっかの頃は、日本ってすげ ぇと思ったけど……。
未来はけっこう、苦労してるんだな。
俺様達の国だけじゃなく、日本にもラークリマ が必要なんじゃないか?」
「そうですね。可能ならば、ラークリマを複数 入手し、未来様にも差し上げたいくらいです。
正直な気持ちを内にためていては、精神衛生上 良くありませんしね。
未来様の心身が心配です……」
青乃臣もエルクに共感を示した。


