ソウルメイト ‐臨時ヴァンパイアの異世界探索‐


未来。その名を聞いて、カンタスターレは青ざ める。

「まさかとは思ったが、ここはお前のソウルメ イトの家なのか!?

そのお嬢さんが、お前のソウルメイトなのだな !?」

カンタスターレは口早に言った。

「お前と未来さんがどのような関係かは、この 際、聞かないことにする!

それより、これ以上ソウルメイトに関わっては ならない!

他の者に知られたら、お前と青乃臣は『ソウル メイト探索禁止法』の違反者として、重い罪に 問われる!

私は、地球(ここ)で何も見なかったことにし てやる!

青乃臣がソウルメイト探索魔術を使えることも 黙っておいてやる!

だから、今すぐここを出て、二人ともアムド城 に帰るのだ!

エルクが王位を継いでくれるのならば、私はラ ークリマを持ち逃げする必要などないのだから な!」

カンタスターレは、言うなり空間転移の魔術を 使おうとした。

彼は、青乃臣とエルクをクロロプラスト王国に 連れ帰り、自分が持ち出したラークリマをアム ド城に返すつもりである。

持ち逃げした影響でラークリマは小さくなりつ つあり、このままだと魔力ともども消滅してし まうが、城内の宝物庫に設置された台座に戻せ ば、次第に元の大きさに戻る。

もちろん、異常気象に見舞われているクロロプ ラスト王国は元の豊かな土地に戻り、以前のよ うに平和な毎日が訪れるのだ。