ソウルメイト ‐臨時ヴァンパイアの異世界探索‐


二人は思った。

このまま、こういう時間が続けばいいのに。

何でもない日常がこんなにも楽しいのなら、い つまでも別れなんて来なければいいのに。


話しているうちに、二人は近所の大型スーパー に到着した。

雨のせいか、店内にはあまり客がいなかった。


「とりあえず、野菜とか肉、適当に買ってこ」

生鮮食品売り場に向かう未来。

こういった店に来るのが初めてだったエルクは 、興奮気味に辺りを見回し、

「うわあっ、何でもそろってるんだな!

店内も明るいし、目がチカチカするぜっ!」

「ちょ、エルク! あんまり騒ぐなっ。

人が見てるし!」

少ない客が、エルクのはしゃぎ様を見てクスク ス笑っている。

未来は顔を紅潮させ、エルクの腕を引っ張ると 、その場から早足で去る。