無事洗濯物を洗い終えると、乾燥機にほうり込 み、未来はタイマーをセットした。
雨が降っているので、今日は外に洗濯物を干せ ない。
それに、彼女はもともと面倒くさがり屋なので 、晴れの日でもたびたび乾燥機を利用していた 。
「お前、洗濯できるんだな。
ちょっと見直したぜ」
「当然だよ。アンタ達が来る前は、自分で洗濯 やってたんだから。
それに、エルクに見直されてもあんまり嬉しく ない」
「ひでぇな。相変わらず可愛くねぇヤツ」
「アンタに可愛いなんて言われたら、寒気がし て風邪ひくって」
「そんな風に言わなくてもいいだろ」
エルクは唇をとがらせ、未来と共に玄関の外に 出た。
空全体に、雨のカーテンがかかっている。
晴れの日に比べ、やはり景色は暗かった。
雨でけぶる地面。
朝だというのに、もう夕方を迎えてしまったよ うな気分になる。
遠くで雷が鳴っていた。
じきに雨足も強くなるだろう。


