「未来! 助けにきてくれたか!」
エルクは安堵の表情を浮かべ、未来を見つめた 。
彼の顔には細かい泡がついているし、床は見事 に泡まみれとなっていた。
「あーあ。やっぱりな」
ため息混じりに言い、未来は、洗濯機のそばに 転がっている洗剤の空箱を拾い上げた。
「アンタ、これ全部中に入れたでしょ?」
「ああ。たくさん入れたら汚れが落ちると思っ て。
まずかったみたいだな」
エルクは苦笑し、気まずそうに目を泳がせる。
「見ればわかるよ。
私も、前に同じことやったから」
「そうなのか!?」
彼女も同じ失敗をしたことがあると知り、エル クは少し安心していた。
「とにかく、エルクは床を拭いて!
私は洗濯機の中を正常にするから」
「ああ!」
言われるがまま、エルクは雑巾を持ってきて、 床を綺麗にした。


