そうとう疲労がたまっていたのか、青乃臣はす ぐに眠ってしまったらしく、起きてこなかった 。
「やっぱり、俺様がなんとかするしかねぇよな 。
どうしよう……。
そうだ! とりあえず、泡を取り除けば何とか なるだろ!」
エルクはダイニングからボウルを持ってきて、 洗濯機の中の泡を掬(すく)うと、そばにあっ た洗面台の洗面器に捨てた。
地道な作業である。
洗濯機の中の水は回りっぱなしなので、どれだ け捨てても泡は無くならず、むしろ膨れ上がり 続ける。
「こんなはずじゃなかったのに~!
なんだよこれは!」
混乱するエルクの背後に、寝起きの未来が現れ た。
エルクの大声は、屋敷中に響いていたらしい。
「うるさいなぁ、朝から何騒いでんの?
ちょ、それ…!!」
泡取り作業を繰り返すエルクを脇に押しやると 、未来は停止ボタンを押し、洗濯機の回転を止 めた。
泡の生産もストップする。


