ソウルメイト ‐臨時ヴァンパイアの異世界探索‐


結局、いますぐ青乃臣のために出来そうなこと は何もなかった。

自然オーラについては、イチ人間の未来やエル クにはどうすることもできない。

今は、青乃臣の回復を待ちつつ、彼の看病をす るほかなかった。


やや遅めの夕食を食べ終えた一同。

ダイニングテーブルでそれぞれ席につくと顔を 寄せ合い、当分の生活について話し合った。

「青乃臣が倒れてる間は、私達がご飯作らない とね。

明日からゴールデンウイークだし、料理の練習 にはちょうどいい期間かも」

すっかり一日三食ライフが身についた未来は、 当然のようにそう提案した。

「俺様はそうじでもするかな。

ジョーには止められたけど、夜にできることっ てそれくらいしかないし」

エルクは、生まれて初めての家事手伝いに、若 干テンションを上げている。

どのようなことでも、初めての行動は未知な分 、楽しみも膨らむものである。