「しばらくこうしていれば、回復します。
こちらの世界の自然オーラは、私の体質に適応 しにくいみたいで……。
エネルギーを補充する際も、アムドシア郷にい た時より何倍も時間がかかるようです」
「やっぱりそうだったんだな」
それだけではない。
地球には大量の自動車があることから、排気ガ スの影響で自然の力も弱まっている。
青乃臣が以前、地球の自然オーラは不安定だと 言っていたのはそういう意味も含んでいた。
エルクは深刻な表情で、
「昼間俺様が寝てる時、ジョーは一人でラーク リマ探しをしてくれてたんだろ?
疲れてたんなら、そう言え。
俺様にだって、家事くらいできる」
「エルク様に家事をしていただくだなんて、恐 れ多いことです。
アムド城に帰ったらどのような罰が下されるか 、恐ろしくて想像もしたくありませんよ」
青乃臣は冗談めかして本音を言った。
「それに、エルク様の活動時間は主に夜です。
そのような時間帯に家事をされていては、物音 がして、未来様も安眠できないでしょう」
「まあ、たしかに」
納得しつつ、エルクはやや不満そうに口をつぐ んだ。


