「おっしゃりたいことはだいたい理解できまし た。
ただ、こちらに置いていただいている以上、未 来様への対応を変えるワケには……」
申し訳なさそうに返答する青乃臣の言葉をさえ ぎり、エルクは言った。
「いや、ちょっと待て……!
俺様のいないところで仲良くされるのも腹立つ んだが。
やっぱり今のナシ!」
「結局、私はどのようにしたらよろしいのでし ょうか?
せっかく打ち解けられたというのに、ここへき て未来様に冷たくなどしたら、変に思われてし まいますよ。
最悪、ここを追い出されてしまうかもしれませ ん」
エルクは眉間にシワを寄せて腕組みをした。
「むむぅ……」
「もしかして、今日エルク様の様子が普段と違 っていたのは、私と未来様が親しげに会話をし ていたからですか?
エルク様としては、それが非常に面白くなかっ た、と?」
「ああそうだ。
俺様が寝てる間、お前達は自由に外をほっつき 歩いて、あげくの果てには、一緒に飯を作って やがる。
しかも、楽しそうに!
思い出しただけで、ムシャクシャしてきたぜっ !」
苛立ちを発散するように、エルクは両手で髪を 乱した。


