夢乃は状況確認をしようと、最近回転させることを辞めていた頭をフル回転させている。
(・・・・悪魔って・・・だけど空に浮いていたし、黒い羽あるし・・・本物の悪魔・・・?でも悪魔って本やゲームの中のものだけで・・・現実にいるわけが・・・)
表情がコロコロ変わる夢乃の顔を悪魔と名乗った男は興味深げの見ている。
(・・・あれ?でも悪魔なら何で私の命を助けてくれたの・・・?)
夢乃の中の悪魔は人を不幸にするイメージだった。
しかし今目の前にいる男は夢乃の命を救ってくれたのだ。
(あぁ・・・でも死にたいと思っていたのに助けるのはそれはそれで悪魔の所業なのか・・・?)
考えても考えても答えが出ない問題に夢乃は諦め、素直に尋ねる事にする。
「あの・・・先程は助けて頂き・・・ありがとうございます・・・」
その声からは助けられた事を嬉しがる様子は微塵も見られなかった。
「その割に嬉しそうではないが?」
男は思った事をそのまま口に出している。
「・・・・・それは・・・・・」
夢乃の顔にはこれ以上は聞いてくれるなと書いてある。
が・・・そんな事はおかまいなしに男は話し続けた。
(・・・・悪魔って・・・だけど空に浮いていたし、黒い羽あるし・・・本物の悪魔・・・?でも悪魔って本やゲームの中のものだけで・・・現実にいるわけが・・・)
表情がコロコロ変わる夢乃の顔を悪魔と名乗った男は興味深げの見ている。
(・・・あれ?でも悪魔なら何で私の命を助けてくれたの・・・?)
夢乃の中の悪魔は人を不幸にするイメージだった。
しかし今目の前にいる男は夢乃の命を救ってくれたのだ。
(あぁ・・・でも死にたいと思っていたのに助けるのはそれはそれで悪魔の所業なのか・・・?)
考えても考えても答えが出ない問題に夢乃は諦め、素直に尋ねる事にする。
「あの・・・先程は助けて頂き・・・ありがとうございます・・・」
その声からは助けられた事を嬉しがる様子は微塵も見られなかった。
「その割に嬉しそうではないが?」
男は思った事をそのまま口に出している。
「・・・・・それは・・・・・」
夢乃の顔にはこれ以上は聞いてくれるなと書いてある。
が・・・そんな事はおかまいなしに男は話し続けた。
