もう一度キミに恋しよう






~次の日~


私は今日も真面目に掃除をしている


今日はいつもより寒くて

手先が冷たい


だから、手にカイロを当てながら

床を掃いていた


するとまたあの声が聞こえた―…


「見つけた~」


小田くんだ…


もちろん、彼の手には

当然のごとくゴミ袋が握られていて…



「はいっ」

とにっこりスマイルで言われてしまった


そして、


私の持っているカイロを見ると


手を伸ばしてきて

突然のことで私はビックリして

手を思わず少し引いたが

その手をすぐに戻してしまった



だって、彼の手が寒さで赤くなっていたから