もう一度キミに恋しよう






最終下校ギリギリまでいたけど

やっぱり大和は来なかった…。


当たり前だけど…

『―…っ…!』


来ないって分かってるのに

待つなんて

私何やってんだろ?

泣くために待ってたんぢゃないのに…


私は誰もいない帰り道で

1人泣いていた




その時、私に冷たいものがあたった

それは雪だった―…


その雪は泣いている

私を包むように

優しく、優しく

降っていた―…。