「何度も言ってるけど、ただのにらめっこだから
それ以上でもそれ以下でもないの」
そう
にらめっこでしかない
アイツはただにらめっこを楽しんでるだけ
「…そんなに言うなら信じなくもないけどー」
ちょっぴり拗ねたような顔をしながら菜々はそう言った
「わかったならそこどいてねー
もう授業始まるから」
そう言いながら私はロッカーに向かった
すると、ちょうどロッカーに来たらしい橋下にばったり会ってしまった
橋下和斗、クラスの人気者河野壮也の親友であり私のにらめっこの相手
そして隣のクラスの小関真子ちゃんの彼氏である
あー、さっき菜々と話してた内容が内容なだけに気まずいな…
しかも不運なことに橋下と私のロッカーは近い
なんか話さないと変だよね?
でも何話せばいいの?!
