誰も使わない資料室の窓に肘をつき、下で歩いている生徒を眺める…。 そして、ある人物を見つけると、ただこっちに視線を向けて欲しい。その思いばかりが胸を駆け巡る。 …凛子……俺がまだお前を忘れられないと言ったらお前は笑うか? 外でカラスが鳴いているのが聞こえる… カラスにもアホと言われる始末… そう、俺は大アホだ…