ショックじゃないかと言われたら
今にも泣き出しそうなくらいショックだった
そりゃあそうでしょ
一番逢いたかったユンファに、いきなりそんな事言われて、平気なはずない
でもね
これは仕事の一貫であり、私は遊びにここに来てる訳じゃない
そのくらいのプライドは、私にだってある
この失礼極まりない男に、一度だって夢見た自分の男を見る目の無さに
逆にへこんだ
そうタンカを切って、私は部屋から出て行こうとした
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
ソンミンが慌てて、私を追いかけて、腕を掴んだ
…………!!
「違うんだ」
真剣な眼差しで、ソンミンが私を見つめる
や………腕が、触れてますけども
「違う……って……何が」
頭の中がパニクっていて、もう訳がわからない
「ユンファの……………アガッ」
アガッ………!?
奇妙なソンミンの声がした瞬間、私の目の前から巨大なソンミンが消えた
「………いてて…
もう、ユンファ酷いよ!」
本気で痛がるソンミンが床に同化していて、
そんなソンミンを見下ろすようにユンファが立っていた
「お前、余計な事ばっかすんなよ」
相変わらず不機嫌そうな顔でユンファがそう言った
貴方本当にリーダーですか?

