藍い月と…



ひとしきり笑った所で本拠地に、

そう呼ばれた大きい建物前に着いた

暁はアタシを降ろして車庫に

単車置いてくる、そう言って大河達と

車庫に向かった

残されたアタシはただただずっと

建物を見つめる

そして頭に過ぎるはあの頃の自分

仲間に囲まれふざけ合い

騒いで疲れて喧嘩して

どれも懐かしく、また戻れたら…何て

未練がましい感情を抱く

忘れる事何て出来ない大切な思い出

そしてアタシにとびきりの笑顔を見せる

大切な仲間達



“依琉、今日からお前は俺達の仲間だ”



あの日アタシにくれた最高の言葉


――――――逢いたい…