藍い月と…



『うん、解った』


アタシがそう言うと

驚いた顔をする大河


「あんなに断ってたのに

本当に良いのか?」


『ふふっ、大河って案外

優しいのね?』


アタシがそう言うと大河は

照れたのかそっぽ向いてしまった


「と、取り敢えず今から

話あっからさっきの部屋迄

着いて来てくれ」


コホン、とわざとらしく

咳払いする大河


『うん』




そんなこんなで

アタシはまたあの部屋に

行く事になった――――――