藍い月と…



『絶対嫌!』


「あ?拒否権ねぇったろ?」


窓に凭れ掛かり腕組をし

如何にも偉そうな態度を見せる大河

もしアタシが覇凰と

関わってるって知られたら

みんなを裏切った事になる

族を抜けた身だけど

約束したんだ、アイツ等と

だから破る事はしたくない


『大河や暁達には悪いけど

アタシは本当に嫌

何が何でも行かない』


大河の目を見つめアタシは言う

お願いだから解って――――