何が悲しくて男臭いとこで
勉強とやらを受けなくちゃ
いけないのかな?
確かに男臭いのは慣れてる
だから対して驚きも怖がりもしないよ?
もう決まってしまった以上
このクラスで遣って行かなきゃ
ならない事は仕方の無い事だよ?
でもさ?
事前に知らせる事を何でしなかったのかな?
「なぁなぁ!」
と、色々と考え込んでいたアタシに
声が掛かる
アタシは落としていた視線を
声が掛かる方に向けた
声を掛けて来た人はアタシの
前の席の人で椅子の背もたれに
両腕を置き馬乗りな形で座っていた
『はい?』
「依琉って呼んでもいいー?」
と、ニカッと笑う前の席の人
