藍い月と…



にしてもそんな美青年が

アタシに何の用?


『何の用ですか?』


そう訊いた途端、もの凄く睨まれた

…あれ?


「何の用…だと?」


ウルフヘアの人の眉間に恐ろしい程の皺が…

目疲れちゃうよ?

それにそんな睨まれても

アタシ怖くない


「俺等の上がお前に用があんだよ」


ウルフヘアはぶっきら棒に、

面倒臭いというように吐き捨てる

えっと…訊き捨てならない言語

いくつかあったよね、うん

俺等の上、つまりは

そういう人達だよね?

アタシもう関わらないって

決めてるのにさ?