藍い月と…



「依琉に何があったかは分からねえけど、

俺はお前を見放したりはしない」


ポンポンとアタシの頭を軽く叩く暁

その顔が普段見せない凄く優しい顔付きをしていて

少しドキッとした

そして暁は、それから……とまた言葉を続ける


「お前が抱えてるその闇、一人で抱えきれねえなら

一緒に抱えてやる」


アタシに暁は欲しかった言葉をくれた

でも…ね、これはアタシの責任で背負うのも全部アタシ

関係のない暁にまで、この重荷は背負わせられないよ

どんなに助けを求めて、どんなに逃げ出したくてもね

この運命だけは、逆らえない_____