「みんなね、依琉ちゃんの事
そこ等の女と同類と思ってたの
でも、依琉ちゃんは俺達に
逢った時、媚びたりそんな事
全然して来なかったでしょ?
でも、依琉ちゃん以外の
女達は媚びたり色々してくるの」
眉を下げて言う奏の言葉には
アタシも同感する
「ま、要するに依琉はそこらの
女とは訳が違う」
と、大河がアタシの頭に手を
乗せながら言う
それを訊いた珱達の警戒心が
少し取れた様にアタシはそう感じた
ただ一人を除いてね…
「珱くん達が認めても俺は認めないよ
だって、女なんてみんな一緒じゃん
地位やブランド目当ての媚る事しか
能の無い女なんて俺は絶対許さないから」
そう、裕樹くんだけが反対意見
