「…なーんて!

そんな怖い顔しないでー?

確かに俺は大嫌いだけど

依琉を酷い目に遭わせようとは

少なくとも俺は思ってないからねー?」


俺は…?

じゃあ空良の他に大嫌いな奴が居るとでも?


「てー事で!

また俺、呼ばれちったから

行くねー

バイバーイ♪」


アタシの目の前で自分のケータイを

ちらつかせながら意味深の

言葉を残し空良は去った

去り際に一瞬だけ不適に

笑った所をアタシは

見逃さなかった